Ⅰ)サイエンス講演(約1時間)
パックバイオジャパン合同会社 日本支店
営業部長 浅岡 広彰 氏
演題 :「近年飛躍的に進歩した第3世代ロングリードシークエンス
Sequel IIeの紹介」
講演概要:
2000年半ばから次世代(第2世代)シーケンサーの登場により、ショートリ
ードを大規模にシークエンスし短時間かつ低コストでDNA、RNAを解読するこ
とが可能になったが、ショートリード解析技術では困難なゲノム構造以上の解
析、リピート配列の解析、転写産物のアイソフォームの決定等において高精度で
解析できるロングリードシークエンス技術が急速に普及し新たな知見が得られる
ようになってきた。これら最新の第3世代ロングリードシークエンスSequel IIe
を紹介いたします。
(注)ロングリードとは、次世代シーケンサー(NGS)で、全ゲノムなどを解析
する際に利用する、1万塩基対などある程度長く断片化されたDNA配列のこと。
NGSで解読する際は、ゲノムを断片化し、断片化した配列をそれぞれ解読し、
最後にそれらをつないで配列を決定していく。未知の遺伝子配列を決定する
際には、ショートリードよりもロングリードを利用する方が優位といえる。
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